MESSAGE代表挨拶
父親の影響もあってバッグ業界へ…
物心ついた当時には両親が自宅でやっていた仕事でもあったので、この仕事は確かに身近なものではありました。
子供のころ夏休みに自転車で職場まで遊びに行ってみたり、入社する何年か前にミシンで縫う作業を試しにテストさせられたりと、意識は全くしていませんでしたが触れる機会もあったので興味は少なからずあったのかな、と。
その後、父親と一緒に仕事をするようになり、職人さんのもとを回る営業を1年、サンプル部門で4年、中国出張など技術指導を2年、リペア部門のマネージメントを11年、と経験してきました。
サンプル部門に所属していた当時、職人気質な厳しい大先輩に教えていただいたことで、職人としてのこだわり、妥協をしたくないというプライドが持てるようになりました。
モノづくりの楽しさ・苦しさをどちらも経験できたことは、現在においてもおおいに役立っていると思います。
不乱坊立ち上げのきっかけ
懇意にさせていただいているデザイナーさんからのオファーを受け、プロダクション部門を独立させたのが不乱坊です。
業界全体の流れとしてコスト削減のため、生産拠点が中国や東南アジアなど海外にシフトされてしまっている中で、「MADE IN JAPAN」にこだわってモノづくりをされていました。
そんな折、都内に生産拠点・工場を、という構想が上がり、我々がお手伝いをさせていただくことになりました。
今後の抱負
不乱坊では、業界内トップクラスと言っても良いほど、多くの若い人たちが働いてくれています。
あえて都内に工場を構えたのも、やる気のある若い人たちがたくさん集まってきてくれるように、との思いがあるからです。決して稼ぎの良い業界とは言えないのですが、若く優秀な人材がせっかく集まってきてくれているので、みんながもっと稼げてプライベートもより充実できるような希望のある環境づくりを共に目指していきたいです。
日本においては業界内の高齢化が進み、職人さんなどモノづくりに携わる方が年々減りつつあるのが実情です。その流れを食い止めるためにも、今までとは違う新しいことにチャレンジしたいです。